選択するために必要なこと
人間って無責任なんです。
だってね、これまで「よく考えて選びなさいね」なーんて言われてきた方、たくさんいるんじゃないでしょうか?
でもね、これってすごく無責任で適当なことだと思っています。
なぜか。
私は選択するためには、2つのことが必要だと感じています。
要素分解すると、
選択=選択肢+選択軸
だと思っているからです。
選択肢は「可能性を限定せずに考える力」であり、
選択軸は「その人の価値観や大切にしたいこと、モットー」です。
なぜ2つないと選択できないか。
仮に選択肢だけ持ってる人がいるとする。
Aも興味あるし、Bも面白い。
でも今後の社会ではCも来る気がするんだけど、前に○○さんがDも考えないといけないっていってた!
ほんで?何がしたいの?って聞くと、、、
周りにこういう人多いんじゃないでしょうか?
個人的にはこれを選択肢マニアって呼んでます。
選択肢だけたくさんあるものの、本当に自分がやりたいことは明確になっていないパターンです。
逆に、価値観とかはあるけど、選択肢がないパターン。
俺世界変えたいと思ってるんだよね。
Facebookとかほんとにすげーよな、イーロンマスクも。
彼らがいなかったら世界ってもっとつまんなかったよね。
俺もそんなサービス作りたいな。
じゃあ、そんな社会をどうやって作るん?って聞くと、、、
いろいろ考えてるところ時代は変化してるから、時代を先読みして考えないと…
とかね。
これは理想大好きっ子って呼んでます。
で、話を戻すと、選択肢と選択軸の両方が必要ということなんです。
どっちも持っていると選択肢をバーっと広げて、
自分の価値観や倫理観と照らし合わせて、
その時点で未来を見据えた上で妥当解を導いていく。
そんなことができると考えています。
じゃあ、どうすればいいんだって?
選択肢を増やすには、まず自分の知ってる世界が全てじゃないことを認識する。
その上で、他に選択肢はないのかとMECEを意識して考えてみる。
そうすることで見えていなかった可能性にも気づくことができるはずです。
選択軸を持つには?
ーこれは簡単なようで、本当に難しい。。。
一つだけ確かなのは、自分一人では絶対に見つからないということ。
よく「自分探し」なんて言う人がいて、部屋で考える話とか聞くけど、心底ナンセンスだと思ってます。
そもそも自分を認識するには、他人と比較しないくてはならない。
そうしないと、元来弱い人間は、自分の社会的繋がりの中における存在価値を認めることができず、自己卑下的帰属バイアスがかかる可能性も増すのではないかと考えています。
長くなりましたが、自分の軸を持つには他人の軸に触れたり、話を聞いたり、想いを聞いたりすることが必要かと思います。
他人の興味ある話を聞いたときに自分の興味がわかなければ、それはきっと自分の軸ではないとわかるはずですし。(その時点では。)
なので、選択するという行動には、選択肢を広げることと、自分の軸となる選択軸を併せ持つことが重要なんです。
だから、ちゃんと考えて選びなさい!
の前に、どっちが足りていないのか。足りているとしたら何が障害なのか、一緒に考えてあげましょう。